婚約指輪と結納の関係 – 指輪を着けるのはいつから?
Fuligoshed ハヤシです。
プロポーズし、結婚を決めるということは、想像以上に準備しなければいけないこと、考えなければいけないことが多いかと思います。
「結納」もその一つでしょう。普段、あまりに触れることの少ないものですし、周りでも「やった」「やらなかった」というような話を聞くことが多いかと思います。
そんな「結納」と「婚約指輪」の関係を、考えてみます。
結納とは
結納(ゆいのう)とは、将来的な結婚すなわち婚約の成立を確約する意味で品物などを取り交わす日本の習慣。また、そのための儀式及びその品物。Wikipedia: 結納
こうした説明だと、「プロポーズ」とあまり大差がないように感じますが、「プロポーズ」と「結納」の大きな違いは、「プロポーズ」が「当事者同士」でのイベントであるのに対し、「結納」は「家族間」の儀礼となります。
現代よりもずっと結婚が「家族と家族の付き合い」であったからこその儀式と言えるかもしれません。
起源は4,5世紀とされ、最初は天皇のための宮中儀礼でした。その後、室町時代に公家や武家に広がり、江戸時代末期から明治時代初期に庶民にも広まったそうです。
誕生から1500年以上、庶民に広がってからでも200年近くの伝統がある儀式なのです。
みんな結納をするもの?
そんな伝統ある結納ですが、最近では省いたり、略式で済ますカップルも多いようです。
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2017」によると、結納のみ、もしくは結納と両家の顔合わせを行ったカップルは、全国推計で15.4%。
愛知県では8%となっており、全国的に都心ほど低い傾向が見られますので、名古屋ではさらに低くなるかもしれません。
とはいえ、結納は「家族間」のものであるため、当人たちだけで決めるのではなく、両家の意見も取り入れながら決めていくのが良いかもしれません。
婚約指輪と結納
結納は「祝いの品を贈り合う」儀式でもあります。
その流れから、「婚約指輪」を婚約記念品の一つとして、贈るという方もいるようです。先にプロポーズをしている場合は、改めて贈り、お披露目をするという方も多いようです。
但し、そもそも婚約指輪のほうが結納よりもあとから入ってきた外国の文化のため、扱いが決まっているというわけではありません。婚約指輪と結納を全く別にする方もいらっしゃいます。
地域や家族でも考え方が違うため、結納を考えているのであれば、ご両親に相談してみるのが一番かもしれません。思わぬ習慣やしきたりが出てくるかもしれません。特に、お二人のご実家が離れている場合などには、注意が必要です。
婚約指輪を着けるのは結納の前か後か
「プロポーズ→結納」という流れの場合、一体いつ婚約指輪を着け始めたらよいかというのも、悩みどころです。当人同士で婚約が決まっているのでプロポーズ後にするのか、正式な婚約が決まった証として結納後にするのか、というのが、特に悩むポイントかもしれません。
ただ、先程も書いたとおり、「婚約指輪」という習慣自体が新しいため、この部分に関しても定まった考え方は無いようです。
二人の婚約の意思を表すならプロポーズの後で、家族も交えた正式な婚姻の表明としてならば結納の後と考えるほうが良いかもしれません。
いずれにしても、迷われているのであれば、ご家族とも相談した上で決められるのが一番かもしれません。
ハヤシ