<9/20-10/5>wada maki 個展「時空 / 光」【Fuligo本店】

wada maki 個展「時空 / 光」
2025.9.20 ― 2025.10.5
旧屋号のmazar be Bracha(マザールベブラハ)時から、かれこれ15年以上ご一緒してきたwada maki。
この度、分室を一部屋用いて同作家による初めての個展を開催させて頂きます。
彼女の作品背景にあるのは自身の暮らしそのもの。
綺麗だと想ったある日の月、草木が知らせる季節の巡り、当たり前の景色に転がる石ころ、我が子が捏ねた粘土。
細やかな幸福の一つ一つが豊かな実りに繋がっている。
無骨な様に見える造形に温かみが透けるのは、愛しさや感謝といった言葉に成り切れない感情たちを無添加のまま封じ込めているからだと想う。
今展では彼女が活動拠点とするニシノカイトでの日々と暮らしに触れながら、そこから生じた確かな光を静かに並べて紹介していく。





















wada maki 個展「時空 / 光」
会期:9/20(土)-10/5(日)
店休:毎週金曜日
日々感じることを ジュエリーで表現しています。
それと並行し、暮らしの中でも創造しています。
15年前から常設していただいてるジュエリーショップFuligoは、私が巣作り(古民家改修)している間も出産で休んでいる間もアースバックハウスを作っている間も変わらずお付き合いいただいています。
日々の暮らしの中の創造と、ジュエリーでの表現。
友人のカメラマン若林美智子さん、尾崎正樹さんに切り撮ってもらった日々の創造の時間を、 新作ジュエリーとともに展示し、 自分の中で行ったりきたりクロスオーバーする時間を 本展で表現できたらと思います。
wada maki









ニシノカイトの日々
山で女郎蜘蛛が巣作りする様子を眺めていたら、 女郎蜘蛛はメスで、お腹を満たして子供を産み育てるために 自分で巣を作っているのだと気がついた。
メスが巣作りってかっこいい!
私もやってみたい!
そうして12年前に出会った古民家 昔からニシノカイトと呼ばれていた家だった。
夫婦揃って半年仕事の手を止め、巣作りに明け暮れました。
ボロボロの屋根も大工さんに教わりながら自分たちで工事し住めるようになった頃、娘がやってきました。

そして娘が2歳になる頃に一緒にバリ島を旅しました。
屋台の並ぶ街でバリ島の影絵(ワヤン)を見ながら、このアジアの夜の空気を身近な子どもたちにも味わわせてあげたいなと思いました。
それから数年後、コロナ禍で夏休みにどこにも行けない子どもたちにニシノカイトの庭に、アジアン屋台とワヤンを楽しむ、どこか異国のアジアに迷い込んだような空間を作りました。
たくさんの人の協力で、自分の予想を遥かに超えた空気が流れ感動しました。


出産後に結婚指輪の依頼をいただくようになりました。
お客様が相談に来られた時に 「こんなとこで指輪作ってるんだ!」と思えるくらい夢のある場所にしたいなと、山の中に入った気分になれるようなアトリエを目指し土を積み上げて作るアースバック工法でセルフビルドしています。(無謀に大きくし過ぎ、延べ500名に手を借りて)
現在壁塗りと屋根作り中です。




アースバックのアトリエを茅葺き屋根にしたいので、琵琶湖に群生する葦(ヨシ)という植物を 2年がかりで冬に刈り取り集めました。
鳥や虫が巣作りの材料を集めるような気分でコツコツと。


その葦で舟を作って竹生島まで旅したり、幼い頃から大好きだった羊を飼ったり、伝書鳩を飼ったり。



こんなのあったらいいな、とやってくるインスピレーションに素直に従い 創造しながら暮らしています。
悲しいニュースも耳に入りますが、時空から切り離されたような、自分の理想の場所を足元に作ることをこれからもコツコツ続けていこうと思っています


窪田
<Schedule>
・9/6-9/28:穀雨
・9/6-9/30:yojiomi boots order
・9/13-9/28:emme
・9/20-10/5:wada maki
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