＜2/10-2/25＞企画展【（ ）】suzuki yuki×川村晶吾×蕨野知子×飯田 尚希【Fuligo本店】

人や物との間（あいだ）に存在する間（ま）。

人と人との間に距離があって、物と物との間に距離があって、その間に跨る事でまた別の距離が生まれて。

近くに在ると遠くに行きたくなったり、遠くに在ると近くが恋しくなったり、近過ぎても遠過ぎても識別できなかったり。

識別できなければ形も色も無く、曖昧な距離だけが何となく存在している。

対すること・向き合うことで、其々の「丁度いい」を無意識の中で推し量りながら認識していることを、ふと感じた瞬間があった。

それは様々なスペースが混同し合い色濃く体現されている場「居住する空間 ＝ 暮らし」の中だった。

半年程前から練り始めた企画展。

タイトル設定に最後まで頭を悩ませた。

正解や不正解の概念すらないものに名称を与える事に対して違和感を覚え、今展のイメージに一番近いものを探るも合致しない日々。

空白・余白・狭間・隙間・間…

ニュアンスは近いけれど、もっと抽象的で広義的な形を模索した。

開催前にして漸く導き出せた。

【（ ）】

タイトルに名前（読み方）はありません。

間の中に間があり、またその前後にも間がある。

その連続の上に暮らしがある。

これが僕の表現しようとしていた形だった。

玄関を出る前、ジュエリーや衣服を装い家を出る。

帰宅すると元の位置へ戻す。

そして再び身に纏い、装われた身を解きながらまた装う準備を始め玄関を出る。

外と内に間を設けるもの。

オンオフの切り替えとも言えるこれは、表裏の無い陸続きの儀式の様なものでもある。

そして、このささやか暮らしの中の間が穏やかな暮らしと緩やかな気付きを僕にくれる。

そんな暮らしとの間に距離を設けてくれる道具を手掛ける4人の作り手たちにご協力いただき今展を迎えます。

以下、作り手たちのご紹介です。

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暮らしの企画展 【（ ）】

会期：2/10（土）〜2/25（日）

期中店休日：16（金）

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＜参加作家＞

愛知

＜Schedule＞

1/27-2/12：Hermès vintage watch popup

2/10-2/25：暮らしの企画展（suzuki yuki×川村晶吾×蕨野知子×hakomono）

2/17-3/3：conoa 個展

3/9-3/31：Maison de l’abeille個展