<-10/15 ※会期延長>suzuki yuki 個展「愛は終わらない。止まらない。」【Fuligo本店】
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suzuki yuki 個展「愛は終わらない。止まらない。」
会期:9/23(土)~10/9(月祝) 10/15(日)※会期延長
会場:Fuligo分室
期中店休日:毎週金曜日
作家在店予定日:9/23、9/24、10/9
今年もsuzuki yukiによる個展を開催いたします。
今展は過去の展示に比べ、作り手の想いをより展示の前面に押し出したものとなります。
これは個展のタイトルにも如実に反映されました。
作品の半歩一歩後ろから声を添えるのではなく、主となる作家の声が先ずは立ち、その背後に作品が広がっていくイメージ。
suzuki yukiが作るものは一種の塊であるが魂でもある。
土(環境や社会)を介して自身の芽吹きや息吹や閃きを、時には心を鬼にしてでも伝えていく事。
そして、それをまた解きほぐし土に還していく事。
この循環が無機質な物体たちには透けて見える。
関連性が作品の表面上に感じ取れなくとも、その内側には想いがちゃんと宿っている。
不器用だけどいつだって誠実な彼女が、いつもより少しだけ大きなメッセージを放る。
放られた言葉よりずっと静かにものが並ぶ。
きっと手に取る人によって様々な解釈が生まれるだろう。
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もしかしたら、これを平和と呼ぶのかもしれない。
この人生で初めてそれを実感したかもしれない瞬間が確かにあった。
皆が足並み揃え、協力し合い、知恵を絞り、見えない敵と戦う。
世界がありとあらゆる境界を超え、一つになろうとした。
私は純粋に感動した。
緊急事態宣言下のステイホーム、何日も涙が止まらなかった。
美しかった。思いやること、人類が生きようとする強い思い、願い。
紛争で銃を持つその手が離れていく光景を想像した。
私たちは誰もが同志であり、仲間だ。
家族も、友人も、職場の人、顔も名前も知らない誰かも、
皆見えない手と手を取り合ったからこそ、今生きているに違いない。
中でも、医療関係の方々はスーパーヒーローだ。
尊い命、大切な何にも代えられない命。
けれども、平和はたった一瞬だった。
程なくして脅威は人に戻ってしまったのだ。
新たな、人と人の戦争が生まれ始めた。
私が感じた「平和」とは、たったいっとき人の脅威から解放されたというだけのことだった。
せっかく人類がこの長いウイルスとの戦いへ打ち勝とうとしているのに、
人は争いを起こし、人の命を奪っている。
その生き延びた命は惜しくないのか。命の価値をすぐに忘却している。
傍ら、若年者の自殺が増加傾向にある。
ウイルスがもたらした災いは病原菌だけではない。
希望を、心を、未来を蝕み続けている。
私は少なくとも、この近くにいる人たちだけでも大切にしたい。
それが今私にできることだと信じているから。
あなたはあなたでいいんだし、それが一番素晴らしい。
私もあなたとこの時代を生きる同志です。
この命、身体、心に誇りを持って、いっぱいの愛情を。
一歩一歩、生き急がず、今日も存分に自分を愛そうじゃありませんか。
愛が愛を呼んで、更に愛を、彼方の愛も呼ぶかもしれないと願って。
suzuki yuki
「とてもとてもとても愛している時は何て言えばいいんだ?」
「やっぱり愛してるの一言だよな」
柴田ヨクサル著書より引用
いつでも言葉は届ききらず不十分だ。
それでも人は言葉を用いる。
それは個人個人が想像を巡らせてきた道程やそれを実践してきた回数によって重みや厚み・伝わり方が異なるからだと思う。
説得力や言葉の強度はきっとこれに比例すると、そう信じているのだと思う。
循環は一種の輪廻転生である。
今まで何度これを体験して来たのか。
一生の内に何度これを体験できるのか。
感覚に形を与えようと何度言葉を練っても、結局同じ一言にしか行き着かないかもしれない。
それでもきっと響きは違うだろう。
現在地からの声はどの様に響くのか。
そんな想いを無機質な造形に重ねて今展を贈る。
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窪田
<Schedule>
9/16-10/1:GERMEDEUR / Kagann jewerly Exhibition(分室)
9/23-10/9:suzuki yuki 個展(分室)
10/14-10/29:j&o SINRA (店頭)
10/14-10/29:hiroko miyamoto (分室)
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