穀雨 × copo e eu 姉妹展「姉妹の鉱物」【Fuligo本店】
人間の骨は約3年~長い人で5年かけて新しいものに入れ替わると言われます。
穀雨(YOSHIKO CHONAN)による前回の個展が2018年、copo e eu(松原幸子)をお招きした前回の企画展が2019年。
双方先述の期間にリンクします。
表層的な変化は些細なものかもしれませんが地盤というか基礎というか、そういった部分は確実に進歩しながら又新しい方向へ向かって行ってるのではないか。
二人の変わらない部分と新しい部分、その両端を今展を通じてご紹介します。
11/5(土)~11/20(日)の会期で穀雨とcopo e euによる二人展を分室にて開催いたします。
金工作家の姉穀雨と硝子作家の妹 copo e eu。
開催に先立ちお二人には「実験的な解釈で構わないので、むくむくと作り手の内側に煙っているものを並べてもらえる機会になれば楽しい時間になると思うので自由にやってください」と丸投げに近い形でお願いしました。
姉妹である事以前に、一作家として敬愛する二人がどのような空間を設えるのか。
1年以上前から僕個人としても楽しみにしてきた展示です。
いらっしゃる全ての方とこのわくわくを共有できればと想います。
穀雨 × copo e eu 姉妹展 「姉妹の鉱物」
会期:11/5(土)~11/20(日)
会場:Fuligo分室
期中店休:7,11,18
ジュエリーとガラス。
二人とも異なる素材を扱っていますが、どちらも鉱物を原料としています。
似ているようで異なり、異なるようでどこか共通なものを感じる作品。
同じ幼少期を過ごしながら育ち、それぞれの道を歩みだしてから積み重ねてきた時間。
そんな時間をかけて生み出されてきた作品たちは、まるで地中でゆっくりと形成される鉱物のようだと思います。
穀雨は春に降る芽吹きを助ける雨をさす言葉です。
その言葉のように、心を広げ、想像を膨らますひとしずくとなるオブジェやジュエリーを制作しています。
デザイナー/長南芳子
東京藝術大学工芸科で鍛金を学ぶ
2010 年より空想の街をテーマにしたオブジェとアクセサリー制作を始める
2017 年 東京/ 谷中にアトリエショップlaboratorio 穀雨をオープン
同年、マリッジラインをスタート
心に響く情景をジュエリーやオブジェを通し形にしている。
copo e eu とはポルトガル語でのcupと私という言葉を組み合わせたもの。
デザイナー/松原幸子
多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスコース卒業
あづみ野ガラス工房参加(〜2008)
現在はガラスと他素材を組み合わせたオブジェを制作している。
美の基準は国や時代により異なる。文化などを共有し合う中で、美というものへの共通認識は生まれる。
しかし一個人の意識の差というものはその人が生まれ成長する中で出会った一つ一つの事柄から形成されていく。
そうして生まれた美意識は、やがて別の誰かの美意識を作り出すひとつの要素となる。
人が何かを「美しい」と感じた時、そこには長い時を経た様々な人々の美意識が存在する。
そのような美は元来自然から見出され、模倣され、形作られてきた。
人の手によって多くの美しい物が生み出され、様々な物が簡単に手に入れることのできるようになった現代だからこそ、自己の価値観を作り出したものを振り返る作品や、人の手が届かない自然の造形と人工物であるガラスを組み合わせた作品を制作し、美意識のルーツを模索する。
窪田
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