平林真貴子 作品展【銀座店】
代表の成田です。
今回、旧知の作り手である平林真貴子さんの作品展を銀座店にて行うことになりました。
会期は9月23日 (金祝) −10月10日 (月祝) です。
私がフーリゴを始めたのは2005年5月。翌年には既に彼女に出会っていたと思います。
名古屋のジュエリー制作会社で働く平林さんは、鋳造したジュエリーを丁寧に仕上げる職人さんでした。工房にお邪魔して制作工程を見学させてもらったのを覚えています。
その後もちょくちょくお店に来てくださったり、フーリゴの周年の記念などで都度お会いしていましたが全然作品を作ったりするような気配はなく、普通にお取引先の職人さんでした。
その後、出会ってから10年以上も経って作品を制作するようになり偶に見せてもらったりしていたのですが、ここ最近はコロナ禍もあって会って話すことも少なくなってしまっていました。
ある日、私が銀座店であるお客様にお話させて頂いた時のことです。
その方はデニムにロングカットソーのカジュアルな格好でしたが、
ゴールドのジュエリーと色石、そこにシルバーをコンビネーションで着けていらっしゃいました。
そのときにちらりとさりげないチェーンブレスレットが気になりとても可愛かったので
「それとても素敵ですね」とお伝えしたら、それが偶然平林さんの作品だったのです。
話が始まったのも本当に偶然で単純にそのお客様のお洋服やジュエリーのコーディネートが素敵だったからなんです。
そのお客様は真貴子さんの作品を、いつも通販のみで購入しているのでぜひ実物が見たいとおっしゃっていました。
私はすぐに連絡を取りまして作品展を開催するという運びになりました。
そんな経緯はさておき、彼女の作品たちをご紹介して行きたいと思います。
どうでしょう?
この柔らかい感じ。伝わりますでしょうか?
鋳造の技法を使って、全体のフォルムを柔らかく仕立てる感じです。
平林さんは、もともと仕上げの職人さん。
こちらの粒のリングたちももともとはピシッと整列した球体の連続なのですが、
型を取り、鋳造して仕上げていくとなんとも言えない優しい造形になるのです。
これは実際に手にとってみないと分からないことなのですが、
本当に滑らかで角がない感じ。自身の人柄ってこういう風に出るのかなと思うくらい優しい感じなのです。
銀を柔らかにして、布にしたような。
その一枚を身に纏うように、その人に寄り添ってくれそうなジュエリー。
気持ちを穏やかに、優しくしてくれるジュエリーに
触れてみてはいかがですか?
平林真貴子
名古屋芸術大学絵画科卒業
貴金属製造業(鋳造)に勤務しながら2016年より自身の活動をスタート
鋳造の技法を利用して複雑な形状を柔らかな形に整える。
そうすることで硬質な金属に豊かな表情と輝きを与えます。
「along with your life」
身につける人と共にゆっくりと時を重ねていけるような…
そんなジュエリーを目指しています
平林真貴子 作品展
会場:Fuligoshed GINZA
会期:9月23日 (金祝) −10月10日 (月祝)
※10/1-2は作家来店の予定です。詳細はオフィシャルLINEまたはInstagramにてご確認ください。
定休日:毎週火曜水曜
東京メトロ 有楽町線銀座1丁目駅10番出口から徒歩1分
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