【銀座】19un-neuf 作品展 1/20-2/6 ”装う楽しみとしなやかな強さへの憧憬”
テレビや雑誌、コスメの広告、インフルエンサーのPR投稿に至るまで、
いつだって表紙に君臨していた『モテ』という単語を、ここ最近は全然目にしなくなった。
多様性の尊重が叫ばれる昨今、様々な配慮がなされた結果、『モテ』はお亡くなりになったのだろうか?
私は違うと思う。
シンプルに「男ウケ?そんなのつまんない」から誰も欲しがらなくなっただけ。
メディアは売れなくなったものを捨てただけ。というのが、私の意見である。
量産型と揶揄されたテンプレートの『モテ』に、一番辟易していたのは我々女性である。
(同じように男性にも押し付けられているテンプレートがあると思う)
でも、今やっと、
「たとえ世界に何と言われても、私が好きで楽しくて幸せなんだからいいじゃん」という声が上げられるようになってきた。
『モテ』の終焉はここにあるのではないか。
数打ちゃ当たる論法で、”異性の群れに絨毯爆撃を与え続ける事を良しとする世界”との戦いから、
自分の喜びや幸せや心地よさを求め、それを主張し守り抜く、しなやかな強さを身に着ける戦いへとシフトしたのではないか。
前置きが非常に長くなったが、今回ご紹介する19un-neuf(アン-ヌフ)は、
こういったある種の反骨精神を感じる、信頼のおけるジュエリーブランドのひとつである。
自分の為に装う喜び・楽しさを思い起こさせ、高揚感を身に纏う――。
そんな、ジュエリーの根源的な喜びが詰まったアイテムの数々は、
ロマンティックとマニッシュ、かわいらしさと格好良さなど、
相反するものが矛盾なく同居している。女性の心と同じように。
揺らぎさえも受け止め、内包するやわらかさ。けれど、つまらないものには一切首を縦に振らないであろう芯の強さを、
デザイナーのMachikoさんとお話しているとビシバシ感じるのだ。
だから私はMachikoさんのデザインを、アン-ヌフの物づくりを信じている。
about 19un-neuf Jewellery
相反する魅力が肌で溶け合い輝きを放つジュエリー。
静かな存在感をまとうたび、相反する魅力が肌で溶けきらりと艶めいて誰かを誘惑し、五感を研ぎ澄ます。
女性がNUDEになっても美しく輝かせるもの–Chic,Cool,Comfortable–をキーワードに、
繊細ながらシャープな表現とコスチュームの遊び心をあわせもつ”装う”ジュエリーを提案する。
”Handsome Ring オーダー会 1/29”
今回、銀座店では初の試みとなる作家在店のオーダー会。
根強い人気の『Handsome Ring』を、作家保有のお好きなルースからお仕立て。
センターの天然石によってガラリと雰囲気が変わる、変幻自在の面白さの中に、
ぽてりとしたセクシーさとジェンダーレスな格好良さを併せ持つ、アン-ヌフのアイコン的存在。
装い、纏って、自分だけの心地よい輝きを見つけに足を運んで。
※1/29限定 要予約
アン・ヌフインスタグラム
https://www.instagram.com/19un_neuf/
文責 Fuligo shed GINZA ミヤタ
『19un-neuf 作品展』
会 期:1/20(木)~2/6(日)
定休日:毎週火曜水曜 ※1/23は臨時休業とさせていただきます※
作家在店日:1/29