【栄】レザーバッグとスカーフ ke shi ki × La | 1/18-2/16 |
バイヤーとして新たなブランドを探す時にはお客様のお顔を思い描きます。
そして、次はお取引させて頂いている各ブランドさんたちのことを考えます。
2019年は素敵な出会いに恵まれた年でした。催事や常設などでは、薄く脆いガラスのような緊張感のあるブランドをセレクトしてきました。
2020年には少し趣向を変えて、触れる指先にゆとりを持たせられるようなセレクトを織り交ぜていきたいと思います。
その最初の試みとして、1月18日から2月16日にかけて新たな催しをご用意しました。
「ke shi ki」 ×「La」
レザーバッグと、スカーフ。
それぞれの作品を並べ、2ブランド展を開催致します。
ke shi ki
身に着けているときも置いているときも、
バッグを日々の景色の一部と考えてデザインする
レザーバッグ&アクセサリーブランド。
軽快で静か、そして鮮明な景色をイメージすることで、
革やバッグの枠を超えて印象に残る作品を目指しています。
ke shi kiは、デザイナー自らの手で試作と実験を繰り返すことで生まれる、クラフトとデザイン、両方を追求した作品を目指しています。また、素材、機能、美しさ、どれもが同じ重要性を持っていると捉え、デザインだけでなく、「工芸」としての手仕事を尊重しています。こうした観点から、ke shi kiは自らのものづくりをCrafting Designと位置付けています。
Designer:Ruri Hosokawa
京都工芸繊維大学で建築・デザインを学んだ後、8年半の間、都内のインテリア会社にて生活用品の企画・デザインを手掛ける。そこで革素材に出会い、革職人のもとで製法を学ぶ。開発期間を経て、2016年10月にレザーバッグブランドke shi kiを立ち上げる。
La
赤ちゃんのうぶ声も、
オーケストラのチューニングも
ラの音階だという。
ラとは何かがはじまる音。
身に纏えば、
なにかがはじまりそうなものを
生み出すブランド、La。
Designer : 多田明日香 / ASUKA TADA
平面作品などを主に手掛け、彼女の名義でいくつもの活動をしています。
彼女がデザインするスカーフの特徴はその「柄」にあります。
例えば、テーマに合わせて水彩で描いた絵を穴あけパンチや、シュレッダーでバラバラにしたものを並べスカーフの柄にしたもの。
決めたテーマに沿って被写体を作り上げるところから彼女のクリエイションはスタートします。
スカーフの柄は彼女の記憶のようだと感じました。
思い出の中の映像や匂い、肌に触れた感触、感情などを、スカーフというカタチへと生まれ変わらせる。
「La」というブランド名に込められた意味は、スカーフを通してお客様に向けたものと、彼女自身のスカーフを作る行為に対しても向けられているのだと思いました。
彼女のスカーフは様々な身に着け方を提案しています。
その着用の仕方は、丁寧にカタログ上にイラスト付きで解説されています。
そんな小さな気配りにもとても惹かれたんです。
今回私の中でこの2ブランドの作品を手に取った時に、特に印象に残ったのが「色」でした。
彼女たちが作り上げるそれぞれの作品の中で、「色」にとても意識が向けられているように感じたんです。
blogをご覧頂き、店頭まで足をお運びいただける方はぜひその「色」に、意識を向けていただければと思います。
ke shi ki × La
会期 :1/18~2/16
[ 作家在廊日:18日(土),19日(日) ]
※水曜定休
event info
12/14~1/12:1011 jewelry
1/18~2/16:ke shi ki × La