【栄】秋の訪れを感じるジュエリー | wataru yamazaki solo exhibition 10.12~10.27 |
Keyaki pierce K18
毎年この時期に開催をさせて頂く wataru yamazaki の個展。
個人的にいつも楽しみにしている、秋の訪れ感じる催し。
皆さまにも10月12日(土)から27日(日)までの間、彼のジュエリーからその空気感をお届けできればと存じます。
夏から秋への移り変わり。
残暑厳しい夏が過ぎていき、10月中にはもう少し涼しくなってくれることを祈ります。
そんな時期だからこそ、今回の展示では温かみ感じるK18の作品に加えて、涼し気なシルバーもご用意いたします。
Acorn pierce K18
彼の作品を見ているとついつい物語を想像してしまいます。
このどんぐりはどこに自生していたのかな。
このケヤキの葉は、風に揺られていたのかな、なんて。
Twig pierce K18
落ち葉が敷き詰められた森を歩いていると、「パキッ、パキッ」と足元から時折、小さく弾けるような音が鳴ります。
その音の主は地面に横たわる小枝たち。
同じ枝は一つとなく、細長い物からしっかり太いモノ、二又にわかれていたり葉がついていたり。
それらが落ちる前の木々はどれだったんだろうと、思いを巡らせます。
Surface of water hook & pierce K18、sv925
水面のきらめきをすくい上げたら、それは稜線を描いたシンプルで上品な美しいピアスになりました。
身に着けるとモチーフの薄い面が正面からは見えるようになります。
Leaf Bangle sv950
過ぎゆく夏の出来事を思い出すように。
細長くしなやかに伸びた夏草をイメージして作られたバングル。
美しく彫られた葉脈からは葉の水水しさを感じて頂くことが出来ます。
表面の葉脈により艶が抑えられた仕上げだからこそ、時折見せる光沢感がとても素敵です。
Brooch ”Nobudo” Silver、Stainless
木々や野草の色味の中で、ふと目の端に映る色味の持ち主。
野葡萄と木苺。
Brooch ”Kiichigo” Silver、Stainless
なんだか懐かしい気持ちになるのは、私だけではないはず。
山崎 航 さん。
彼は”打ち出し”という伝統技法を主に用い制作されています。
純銀の板や銅板を切り出し、金づちとタガネと呼ばれる工具を使用し平らな貴金属から、しなやかで伸びやかな造形を作り出し、原型とします。
ちょうど去年の個展最中。
彼にその技法の大切にしているところを聞いてみました。
そうしたら返ってきた答えは”音”。
とのこと。
加工の際、素材となる金属と工具の金属とが触れあい生じる音が、大切になるそうです。
それは、師匠と敬愛する方々と同じ音が出せるようになれば、それは1つ技術を盗むことが出来たといえるほど。
予想もしなかった答えに、とても驚いたことを今でも思い出します。
そんな彼には、個展期間中の12日(土)、13日(日)の二日間在廊頂けます。
ぜひこの機会に直接お話をしてみてください。
皆さまのお越しをお待ちしています。
wataru yamazaki solo exhibition
会期 :10/12~10/27 [作家在廊日12(土),13(日)]
※水曜定休
event info
9/21~10/6:sumiiro jewelry
10/12~10/27:wataru yamazaki
11/9~11/17:tatsuo nagahata
ハヤシ