【栄】退職のご挨拶 -Fuligoshedスタッフ 西川-
こんばんは。Fuligoshedスタッフの西川です。
みなさま、このたび2019年1月31日をもって退職をすることとなりました。
本来であれば直接ご挨拶をするべきところですが、文字にすることで、口下手な私の感謝の気持ちが少しでも伝えられたらいいなと思い、こちらに掲載させて頂きます。
思えば、働き始めてから4年とすこし。
接客の経験はあるものの、ジュエリー業界では全くの未経験者であった私を、優しく迎え入れてくれた事に、今も本当に感謝しています。
Fuligoshedには、元々はお客さんとしてお邪魔していました。
ひとつひとつの造形に対して、作り手に対して真摯に向き合い、自分の感性と作り手の感性を織り交ぜながら説明をしてくれる、店長林さんの姿がとても印象的でした。
もの作りをする人の心意気、人生観、技術を知り、感動し、そしてその想いを私たちがお客様へと繋ぎ、身に着けてくれた人がまた次の世代、その次の世代に渡っても引き継いでいく。
その一連の流れが、なんだか美しいなと思い、このお店で働きたくなりました。
実際に働いてからの毎日は本当に充実していたと思います。
日々の仕事の中で、ダイヤモンドや金のように、これから私たちよりも長生きをするであろう普遍的な物への憧れを感じたり、革や鉄のように、それが朽ちていくまでの移ろいに儚さや強さを感じたり。
そしてそれを装身具として形にしてくれる作り手のみなさんと、感性が豊かで、一癖も二癖もある面白い店長達。
このお店の世界観を楽しみに来て下さるお客様のお陰で、心から楽しく、多くの事を学ばせて頂きました。
私にとってFuligoshedはふたつと無い、とても大切なお店です。
これからもたくさんの方にとって、「想い」を得られる場所でありますように。
最後になりましたが、末日までにまたお会いできたらとても嬉しいです。
みなさま、今まで本当にありがとうございました。
Fuligoshedスタッフ 西川 梓