高岡漆器×jewelry が生み出す新たな可能性 -螺鈿細工による美しい彩り-
店長のハヤシです。
只今Fuligoshedの店頭ではJTCW(JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK 2016)と言う、伝統工芸品とお店と人を繋げるイベントに参加しております。
どの様なイベントかご案内をすると。
参加店舗1店舗につき、各都道府県の伝統工芸品を1つ、期間中に実際にお手に取って頂き店舗販売をするというこちらの企画。
スタンプラリー形式を取る事で、各店舗を回り、より多くの工芸品と店舗に触れて頂く事が出来ます。
その中で私共の店舗では高岡漆器をご紹介しております。
各店舗では期間中、伝統工芸品を使った体験が出来るイベントやワークショップを開催し、当店では高岡漆器とジュエリーブランドbohemとの協力により、螺鈿細工を使ったジュエリーを製作いたしました。
螺鈿細工とは高岡漆器の特徴でもある貝殻を使った装飾。
貝殻を薄く削り色を着色し、漆を塗る工程の中で貼り付け、表面を磨く事により、貝特有の虹色光沢を楽しんで頂きつつ、様々な模様を作り出していく技法。
貝殻は元々ジュエリーとも深くつながっている素材。
今回はその伝統工芸である螺鈿細工の新たな表情を魅せる事が出来たのではないかと思っています。
お待たせを致しました、ここから螺鈿細工×jewelryの世界をご案内いたします。
動物や植物と言った日本ならではの装飾からは一変し、幾何学模様を取り入れたカタチに仕上げる事により、シンプルに貝殻の虹色光沢を楽しんで頂く事が出来ます。
全てのアイテムはこのスクエアのカタチを基本とし、派生していきます。
そして貝殻部分に関しては、色の組み合せは数種類あり、ご希望の色にてお作りをする事も出来ます。
ですが、そこは自然の素材を使うからこそ、厳密に同じものが出来上がる事はなく。
全て1点物として、ジュエリーの楽しみ方である、自分だけの特別な1品としてお持ち頂く事が出来ます。
側面から見ると、内径が円を描いている事が分かります。
この様にする事で、モチーフ部分が美しく指に添いながら、普段使いに影響の出ない高さで着用をして頂く事が出来ます。
貝殻だからこそ、光の反射具合による多様な彩りを魅せてくれることが最大の魅力の1つです。
ピアスは柄が変わり、今度は縦の縞模様、ストライプが新たな美しさを創造してくれます。
柄に関しては希望のアイテムにどちらの柄でもお作りをする事が可能となります。
皆様の中での、特に心惹かれる組み合わせを見つける楽しみもあります。
個人的にとてもお勧めなピアス。
ピアス部分が長く、着用をした際にはモチーフの後ろ側から覗くゴールドの1筋のラインが、上品な印象を高めてくれます。
実際に着用を頂ければ、ゆらゆらと揺れる女性らしい動きを見せながら。
貝殻特有の彩りも楽しんで頂く事が出来る、なんとも贅沢なピアスに仕上がりました。
そしてピアスが空いていない方々にも素敵なお知らせを。
ジュエリーの中で、イヤリング程探してもなかなか素敵なものが少ないアイテムは無いのではないでしょうか。
着用を頂ければ確かにイヤリングパーツは見えますが、モチーフ部分の枠は艶消しで。
イヤリング金具はつやを出す事により、金具としての余計な存在感をそれほど感じさせません。
この感想に関しては、あくまで私 ハヤシの個人的な所感であり、実物をご覧頂かないと分からない、とても繊細な事ではあります。
ただ、イヤリングをお探しの多くの女性の皆様にとっては活躍する事間違いのないイヤリングとして、お勧めをさせて頂きます。
さらに大切な事を1つ。
イヤリングを着用して、痛くなった経験はありませんか?
一日中着けたいイヤリング、けれど痛くなってはそうもいきませんよね。
このイヤリング金具は、常に締め付けをするわけではなく、希望の角度(挟む幅)で固定されることにより、着用中に常に負荷を掛け続けるイヤリング金具の様な痛みを伴いづらくなっています。
シリコンに関しては吸盤の様な構造により、負荷を掛けない代わりに落ちづらい構造にもなっています。
この金具もお勧めの1つとしてご紹介をいたします。
最後に定番アイテムでもあるネックレスのご紹介を。
こちらは四角い柄となっていますが、先に記載を致しましたようにご希望でストライプにてお作りをする事も可能でございます。
枠のキザミがアンティークの様な落ち着いた印象を感じさせてくれ、それがまた貝殻の光沢感などとの相性がとても良い1品になっています。
※お洋服はアパレルブランドGARAの冬物のコート。
チェーンはロングの55cm。
スライドボールが使われている事で、自在に長さを調節し、様々な首元の空き具合のお洋服と組み合わせてアレンジを楽しんで頂けます。
如何でしたか?
ちょっと情報量が多い内容となってしまい、しっかりとお読み頂いた方はほんの少しの疲労感を感じているかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
是非店頭にて直接ご覧頂ける事を楽しみにお待ちしております。
店長 ハヤシ