＜6/22-6/30＞HAVITAS JEWELRY 作品展 【Fuligoshed 銀座店】

代表の成田です。

銀座店にて私のデザインするHAVITAS JEWELRYの展示をおこないます。

HAVITASは2017年にスタートしました。

永い時の中で自らを見失わないような道標となるジュエリーを目指して

少しずつ作品をリリースしてきました。

「ジュエリー」という存在が身につける人にとって特別な意味を帯びた存在になるように。

長くジュエリーの仕事をしていく中で私はそう思い続けています。

今年からブランドとして店舗での常設を辞め、

ひとつひとつ自分の手でご紹介していくため 年に数回程度の期間限定展示でご紹介していくことにしました。

オンライン販売も同様に月に３日ほどの期間を区切って対応させていただきます。

HAVITASのテーマは一言で言えば「時間」ということですが、

古代の意匠を現代的にリファインして身につけていただくのが一つのコンセプト。

何千年も前の人々が愛した粒金のスタイルのジュエリーを制作しています。

1mmにも満たない金の粒を見ていると素朴な中に美しさを感じるのです。

金の粒とともに配置されたダイヤモンドが、指先に落ち着ついた輝きを宿す指輪

時代をたくましく生き、遠い過去や未来にも想いを馳せる人の道標となるように。

granulation (粒金)はそんな意味合いのジュエリーです。

小花の紋様の粒金を配置した地金の指輪　

粒の周りのやや荒らした表情も好きなテクスチャーです。

素朴な印象にすっきりとしたアウトラインを主軸としてデザインしています。

もうひとつは「時」を表す砂時計のモチーフ

「時」は静かに流れていますが、俯瞰で見れば確実に大きな流れを産んでいます。

この10年、20年、過ぎた時代を振り返ってみていかがでしょうか？

自分よりも長く存在していくだろう素材を使ったジュエリーを見つめていると思いは強くなります。

砂時計を見つめることはその流れを感じること。

ですから、静謐な雰囲気を持ったオブジェとしてのジュエリーが作りたいのです。

hourglass（砂時計）はそんな意図を含んだモチーフです。

さて、今回制作した新しいものをご紹介します。

こちらは以前からダイヤモンドだけで展開していた Lily (ユリ)リング

涼しげなカラーストーンを中央に留め、周りを３粒ずつのダイヤで囲んだ指輪です。

百合は紀元前2000年ほど前、エーゲ海のギリシアのクレタ島で壁画や陶器に描かれた
人類とゆかりの深い植物です。

その後はキリスト教的な世界観のなかで「純粋」「死しても残る愛」という聖母マリアのイメージと繋がってゆき、崇高な愛の象徴となります。

実物は中石が 3mm 強の小さい指輪ですが心の中で静かに主張してくれたら良いと思って制作しています。

今回は、バイカラーサファイアやモンタナサファイア、デマントイドガーネットなどの宝石でお作りしました。

月末までの短い期間ですが火曜水曜を除いて会場におります。
ひとつひとつご説明できたら嬉しいです。

ぜひお立ち寄りください。

　

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◇ HAVITAS JEWELRY 作品展◇

会期：6/22(土)～30(日)

店休日：火曜・水曜