【栄】二人の歴史を現す結婚指輪

Fuligoshed sakae 店長のハヤシです。

2018年最初のblogはHOLICが制作を手がける結婚指輪「SCARS」をご紹介致します。

 

長年の着用を考え、シンプルでありながら強度を持たせた厚みのある丸いフォルム。

量感からは想像出来ないスムーズな指通り。

余計な装飾は削ぎ落とす。

それを形に起こした指輪が、このSCARSだと思います。

 

 

 

美しい造形に必要な条件の1つは、対比(コントラスト)だと私は思っています。

なぜ今その話をするのかと言えば、このリングには丸みと側面から見た時の、端の立ち具合に美しいコントラストが現れているからです。

 

 

その対比が浮かび上がらせる指輪単体としての美しさ。

 

私は常々お客様にお話をしていることがあります。

「大きなお買い物だからこそ心から良いと思う指輪を身に着けましょう。」

これは、そのままの意味合いです。

高額な指輪だからこそ、

世間的にこうだからとか、

一般的に見ればとか。

他者からの目線を気にする必要はありません。

考えてみて下さい。

お二人が選んだご結婚指輪(ご婚約指輪)が誰かに迷惑を掛けますか?

むしろ本当に良いと思うものを二人で選ぶことで、これから人生を共に歩んでいく大切な人と喜びを分かち合うことが出来ます。

 

それぞれの人生があるように、ご結婚指輪にもそれぞれの装いがあって然るべきだと考えています。

 

SCARSとは「傷」を意味します。

結婚指輪は普段から身に着けることにより、表面には日常生活から生み出される傷がついていきます。

けれどそれは決してネガティブなことではなく、その人の日常の過ごし方を記録するように刻まれていきます。

 

 

断片的な記録(傷)も長年の日々を積み重ねていくことにより、それはその人の歴史(経年変化)となります。

 

日々着脱をする人。

ご自身でメンテナンスを頻繁に行う方。

仕事で着用されたままの方。

何かものに当たることを気にする人、気にしない人。

表面の変化に影響があることはたくさんあります。

それは僕自身、ましてやご本人でさえ気付いていないことから起こる変化もあります。

 

SCARSという名前の結婚指輪には、作家である増崎の想いが込められています。

そして、私達はその造形と想いに強く共感しているからこそ、自信を持ってご紹介しています。

 

 

 

 


更に、柔軟な対応が出来るからこそお客様の要望をカタチにすることも可能です。

 

 

まるでそれぞれを切り出し、付け直したかのように見えるこちらのカスタム。

世界に1組しか存在しないご結婚指輪。

 

私達は、お二方にとって特別なご結婚指輪をご案内するお手伝いをさせて頂きます。
知らなかったや、考えもしていないこと。
出来る限りお客様にお話をし、知識を持って頂きお二人でしっかりと判断をして頂けるように。

当たり前のことですが、最後にお決めになるのはお店ではなく、お二方です。

勧められらからこれに決めたは、とても残念なことです。

最後には、はっきりと自分たちで決めたと言えるように。

ハヤシ